人生をゲームと考えたとき、困難は難易度の高いステージのようなものです。しかし、攻略法を見つけることで、どんな難関も乗り越えることができます。この点で、ゲーミフィケーションは非常に役立ちます。ゲームの要素を日常生活や仕事に取り入れることで、モチベーションの向上や生産性の向上が期待できます。つまり、人生のゲームを有利に進めるための「ウル技」を学ぶことが、副業を含むあらゆる目標達成の鍵となります。
日本におけるゲームの意味
空前のファミコンブーム
日本でゲームが広まったのは、ファミコンブームのおかげです。その時代、子どもたちは外で遊ぶ代わりに、家でテレビゲームに熱中するようになりました。スーパーマリオやドラゴンクエストのようなゲームが登場し、遊びの世界を一新しました。これらのゲームは、ただの娯楽ではなく、新しい文化やコミュニティを生み出す力を持っていました。
ゲームの内容は今も覚えている
小さい頃に遊んだゲームのストーリーや裏技、そしてBGMを今でもはっきりと覚えています。それに対して、学校で習った歴史や数式は、あまり記憶に残っていません。この違いは何でしょうか? ゲームは楽しみながら遊ぶことで、その体験が強く印象に残るからかもしれません。一方、学校での学びは、時に忘れやすいものになってしまうことがあります。
スキルアップの過程
ゲームでレベルアップするためには、繰り返し挑戦し、時には失敗から学ぶことが重要です。人生も同じく、新しいことに挑戦し続けることで、さまざまなスキルを習得し、自分を成長させることができます。
クソゲーの視点
人生の困難
多くの人が「人生はクソゲー」と考えることがあります。これは、人生の困難や挫折を、ゲームの中で最も難しいステージにたとえる考え方です。特に、学校や職場での問題、恋愛の失敗、または「親ガチャ」で家庭環境によって人生が左右されるとき、人々はこのように感じがちです。無理ゲーと呼んだりもします。しかし、重要なのは、どんな状況でも前向きな解決策を見つけることが可能であるという点です。実際には、人生の困難を乗り越えることで、私たちは成長し、より強くなることができます。
クソゲーとは?
「クソゲー」という用語は、ゲームがあらゆる面で失敗作と見なされることを指しますが、その起源はタレントのみうらじゅんさんによるものとされています。ゲームが「クソゲー」と見なされる理由は、バグが多かったり、ストーリーが複雑過ぎたり、内容が理解しづらかったりすることです。また、価格に見合わない低いクオリティの映像や音楽、難解なゲームシステム、ゲームとしての基本的な楽しさが欠けている点も原因です。ただし、ゲームの楽しみ方は人それぞれなので、一概にこれらの特徴が全てのプレイヤーに当てはまるわけではありません。
クソゲーは最高の褒め言葉
しかし、全ての「クソゲー」が完全に否定されるべきではないという観点もあります。中には「愛されるクソゲー」として特別な人気を集めるものもあります。これらのゲームは、その独特な魅力や面白さで、話題性や評価を高めることが可能です。ゲーム開発者は、このような「クソゲー」が持つ独自の要素を理解し、ゲームに取り入れることで、より多くの人々に楽しんでもらえるかもしれません。
人生を変えるウル技の紹介
ウル技(テク)とは
ウルトラテクニックこと「ウル技」とは、ゲームを有利に進めるための小さなコツや裏技を意味します。この考え方は、人生にも当てはまると言われています。つまり、人生という大きなゲームをスムーズに進めるための知恵が存在するのです。このような小さな知恵や秘訣を見つけ出し、実践することで、人生をより良くコントロールできると考えられています。
人生をゲームに置き換える
ゲームに夢中になれるのに、仕事や勉強にはなかなか取り組めないことがありますよね。この問題を解決する方法として、「ゲーミフィケーション」という手法があります。これは、ゲームのように楽しみながら目標達成を目指す方法です。ゲーミフィケーションを使えば、「やる気が出ない」を「やりたい」という気持ちに変えることができます。
ゲーミフィケーションとは
ビジネスでの活用
ゲームをしていると、何度失敗しても最後には成功するかもしれないという希望があり、その過程で少しずつ上達することが自分にもできるという自信を育てます。これがゲーミフィケーションの力で、ゲームのような要素を日常生活や仕事に取り入れることで、やる気を引き出し、目標達成を楽しみながら進めることができるのです。
ゲーミフィケーションの効果
人生で失敗が続いても、ゲームのように徐々に上達していく感覚があります。ゲームでは、「もう少しでクリアできそう」という瞬間がワクワクさせてくれ、プレイを続けさせます。このように、少しずつの進歩が、やる気や興奮を引き出すのです。
ゲーミフィケーションの活用法
具体的な実践方法
ゲーミフィケーションを活用するには、具体的な目標の設定から始めることが大切です。ゲームの要素を取り入れることが、目標達成を後押しします。ポイント、バッジ、リーダーボードなどの導入により、ユーザーは自分の進捗を明確に把握し、達成感を得る設計が重要です。これにより、ユーザーは自身の成長を実感し、モチベーションを持続させることができます。
最終的な勝利
ゲーム中、プレイヤーはたくさん失敗しますが、それでもゲームを続けます。これは、プレイしながら自分が上手くなっていくことを感じ、最終的には勝てると信じているからです。この経験が、やればできるという感覚を育て、プレイヤーを前向きにします。
仮説と検証を繰り返す
ゲームで難易度を調整する際、プレイヤーに失敗を経験させることが大切です。失敗を通じて、「さっきはこれで失敗した。次はどうすればうまくいくか」という仮説を立てて試すことで、プレイヤーはゲームに没頭し、問題解決能力を高めます。
クエスト
重要な節目として細かく分断化したゴールを用意する。つのステージをクリアして次に進むことなど、小さな達成(スモールゴール)がプレイヤーを引きつけ、モチベーションを保ちます。
ボスとの戦い
スモールゴールの先にあるビッグゴール。ボスを倒しヒロインを助けるといったような大きな目標。これまでの経験、スキル獲得、クエスト達成などを積み上げた先にあるもの。
物理的報酬
ボスを倒した後の物理的な実体を伴ったご褒美。ただし、ビッグゴールと相反するモチベーションを下げるような報酬設定には注意が必要。
具体的な例としては、以下のようなものが考えられます。
1. 目標が健康的な体重を達成することである場合、ジャンクフードや高カロリーな食品を報酬として与えることは、目標と逆行し、健康に悪影響を与える可能性があります。
2. 勉強の目標を達成した場合に、ゲームやテレビを長時間楽しむことを報酬として与えることは、学習へのモチベーションを下げ、勉強時間の削減につながる可能性があります。
3. 仕事の目標を達成した従業員に、長期休暇を与えることは、他の従業員への公平性を損ない、チームの士気を低下させる可能性があります。
これらの報酬は、目標達成を妨げる可能性があるため、注意が必要です。
進捗率の即時フィードバック
迅速なフィードバックがゲーミフィケーションでモチベーションを高める上で非常に大切です。コインを得たり、レベルアップするたびに、ゲームはプレイヤーに進んでいることを伝えます。「いいぞ、進んでるぞ」という肯定的なメッセージが、プレイ後すぐにもらえると、自分が上手くやっていると感じさせ、より良く進めようという気持ちを強くします。
時間プレッシャー
ゲームのように、実生活の仕事や勉強にタイムアタックや制限時間を設けると、プレイヤーが時間に追われる感覚がモチベーションを高めることがあります。時間にプレッシャーを感じることで、タスクに取り組む意欲が増すため、ゲーミフィケーションの手法として効果的です。
人生を神ゲーに
人生のゲーム化
人生を「神ゲー」、つまり最高のゲームに変えるためには、前述したウル技(ゲーミフィケーション)を活用し、日々の生活において小さな成功を積み重ねていくことが大切です。目標に向かって一歩一歩進んでいくことで、人生のゲームを有利に進めることができます。
人生はロールプレイング
最終的には、自分自身の人生を楽しむことが最大の目標です。ゲームのように人生を楽しむことで、毎日を充実させ、より良い人生を送ることが可能になります。
“ゲームも人生も 自分の役割を演じて
じぶんが主人公になって 人生という舞台を
どう楽しむのか 役割を演じるのか
人生もロールプレイング
自分が動かないと何も進まない
世界は止まったまま
全く 100(完璧)じゃなくていい
だいたい同じことができればいい
できないことがあっても 挫折しても
ちょっと方法を変えて
似たようなことができればいい
それくらい緩く考えた方がいい
ゲームだとラスボス(最終目標)は
決まっているけど
人生はラスボスが決まっていない
それを楽しんでほしい
人生はロールプレイングゲーム!!
楽しまなければ!”
by 堀井 雄二
※堀井雄二氏はゲーム「ドラゴンクエスト」の生みの親
おまけ
ウル技(画像はLINEスタンプ)
ウル技(ウルテク)とは、「ウルトラテクニック」の略で、ゲーム雑誌『ファミリーコンピュータMagazine』(略称『ファミマガ』)で「ウル技」と呼ばれていた「裏技」を指します。
1985年7月にTIMから創刊したファミリーコンピュータ(ファミコン)専門誌『ファミリーコンピュータMagazine』(TIM発行・徳間書店発売。後に任天堂製ゲーム機全般を扱う専門誌となる。1997年に誌名が「ファミマガ64」となった後1998年4月に休刊)で、読者から投稿された裏技を「ウル技」(ウルテク、ウルトラテクニック、ウルトラ技)として紹介するコーナーを連載していた。
やがて同コーナーで取り上げられたウル技を再録した別冊付録が発行されるようになり、1989年1月20日発売の同年No.2より『ウル技大技林』(ウルテクだいぎりん)と題した付録として年1回発行されるようになった。その後TIMから創刊された任天堂製以外のゲーム機専門誌各誌でも同趣旨のコーナーが設けられ、付録として『ウル技大技林』が発行された。
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